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■商品内容

【ご注意事項】
・この商品は下記内容×10セットでお届けします。

キャップ周辺に突起物がなく、小口径のサイズの中に最大限のつまみの大きさを確保したインナータイプ。キャップの着脱がしやすく、カメラを肩から提げてもキャップが外れにくい構造です。また、紛失防止用のゴム紐も装備しています。
※マクロ、魚眼タイプ大口径ズームレンズ等のレンズに一部使用できないものがあります。その際はフィルター等を装着して取り付けてください。


■商品スペック

●サイズ/仕様:55mm用
●製品重量:(約)13g
●主要素材:樹脂製
●パッケージ外寸(約)奥行×横幅×高さmm:15×90×135
●原産国:台湾
●紛失防止用ゴム紐を装備



■送料・配送についての注意事項

●本商品の出荷目安は【4 - 6営業日 ※土日・祝除く】となります。

●お取り寄せ商品のため、稀にご注文入れ違い等により欠品・遅延となる場合がございます。

●本商品は同梱区分【TS1】です。同梱区分が【TS1】と記載されていない他商品と同時に購入された場合、梱包や配送が分かれます。

●本商品は仕入元より配送となるため、沖縄・離島への配送はできません。

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ご家族みんなで楽しめる明るく健全な音楽サイトです。 (2013.03.05~)

V.A. / Metal 1 vol.2 (1995)

2021.11.15 (Mon)


V.A. / Metal 1 vol.2 (1995.11.22)

1. We All Fall Down / Blue Murder [4:45]
2. The Script for my Requiem / Blind Guardian [6:10]
3. Against the Wind / Stratovarius [3:47]
4. Black Forever / W.A.S.P. [3:17]
5. Kids of the Century / Helloween [3:53]
6. Nothing Left to Say / Dokken [4:00]
7. Horse Called War / Pride & Glory [5:02]
8. Serchin' / Slaughter [4:29]
9. Tatooed Millionaire / Bruce Dickinson [3:56]
10. Power of Love / Impellitteri [4:16]
11. Lust for Life / Gamma Ray [5:19]
12. Clean Up Your Act / Elegy [5:01]
13. Some Wounds / Conception [4:35]
14. The Calling / Yes [8:07]
15. From the Begging / Emerson, Lake & Palmer [4:14]

total 70:43



ビクターが1995年に出したHR/HM系コンピレーションアルバムです。

vol. 1でもvol. 3でもなくvol. 2。当時高校1年だった私にとっての「メタルへの扉」がこの作品でした。参加バンドやアルバムについてのちょっとした解説文も、当時の私には貴重な情報源。メタルに興味を持ち始めた私の視野を一気に広げてくれました。
本作にはCDジャケサイズのカレンダーも付いており、まあ1996年分のものなんでカレンダーとしてはもはや役には立ちませんが、長髪時代のマイケル・キスク擁するHelloween。線の細い美青年だったザック・ワイルド擁するPride & Gloryなど貴重な写真を拝めます。

2021年の今となっては大御所扱いの本作収録アーティストも、この時点ではそのほとんどがデビュー数年の若手状態。その一方でこの時点ですでに大物だったYesやEL&Pの曲も入っており、ジャンル的にもメロスピ、ジャーマン、ロックンロール、プログレなど幅は広い。というかここに収録されてるバンドの大半が現在も活動中って凄くないですか。Conceptionなんかは20年ぶりぐらいに復活して新作出してますし。まあStratovariusみたいに当時と現在でテセウスの船状態になってるのもいますが。

当時の私が知っていたバンドはGamma Rayぐらいでしょうか。理由は初めて買ったCD、Angraの「Angels Cry」にカイ・ハンセンがゲスト参加していたから。本作を足がかかりにStratovariusやBlind Guadianといったメロディック系を開拓し、メタルの沼にズルズルとはまっていった次第です。

今思うと選曲が謎な部分もありますけどね。例えば当時のHelloweenの最新作はアンディ・デリス加入直後の「Master of Rings」だったんですがここに入ってるのはその2つ前のアルバムの曲だし、Impellitteriにしても同様で、当時の最新作は名作「Answer to the Master」だったわけですが、何故かその前の、作った本人もあまり気に入っていないというアルバムからの曲だし。

当時と今で聴いた印象が全く違う曲もあります。その代表がW.A.S.P. の "Black Forever"。当時はブラッキー・ローレスのヴォーカルに「こいつヤベえな」という印象を抱いたものですが、曲自体は王道のロックンロールですしヴォーカルに関しても慣れちゃうものです。

未知のジャンルに入るならまずオムニバスからというのはまあ何ごとにも当てはまると思いますし、メタル系のそういうCDは当時は山のようにありました。デス系とか逆にメタルバラードのみを集めたものとか。今どきのナウなヤングも当然新たな音楽ジャンルを開拓することがあると思いますが、90年代に比べるとその作業は遥かに簡単になったように思います。YouTubeだけでもかなり深いところまで掘れるし、特定の音楽ジャンルに的を絞ったプレイリストの数は当時出ていたオムニバスCDの比ではない。

わたくし90年代より現代の方が大好き人間ではありますが、まあたまーに、金がないため自転車で市内各地のCD屋を巡って試聴機に入ってる音源を聴いたり、考えに考え逡巡を重ねた結果CDを1枚だけレジに持って行ったり、自分なりのカセットテープを作ったりした日々を懐かしく思うことはありますね。







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ブログ名変更のお知らせ

2021.11.13 (Sat)

まあ前々から思ってはいたのですよ。

私のかつてのブログ名。偏愛音盤堂。

このブログ名は100%私一人で考えたものなのですが、聡明なる読者諸君はすでにお気づきのことと思いますが、あるじゃないですか。もう1つ、よく似た名前のサイトが。

それについては特にどうこう言うつもりはない。私もあのサイトには敬意を抱いている。だいたいにおいて、紹介してる音源の濃さ、文章および語彙力。さらに先方は書籍も出している。勝てる要素が何1つ無いじゃないですか。

別に勝ち負けでやってるわけじゃないですが、無用なトラブルを避けるためにもこっそりこちらのサイト名を変えようと思った次第です。
メタル界でもよくある話じゃないですか。他のバンドと名前が被ったので変えましたってパターン。The Crownなんかがそうですし、Korpiklaaniの前身バンドShamanもそうでした。こっちに話を戻すと別に昨日今日の話じゃない。ここ1年ぐらいの懸案事項でした。じゃあ早よやれやという声も聞こえてきそうですが、このブログ名にもそれなりに愛着があったのと、代替案が浮かばないという理由からなんとなく延び延びになってました。私生活でもいろいろあったし。入院とか。

色々考えてたんですが、自分1人だとどうしても煮詰まってしまうので信頼できる第3者にお願いしました。それがこちらです。

『mikoラジ 第282回』 (2021.11.10)

mikoおねえさんは言いました。「堂」は残したいと。私は思いました。わかっていらっしゃると。

mikoおねえさんの神託が下りました。「重音鋼鉄堂」と。私は思いました。ベタすぎんかなと。

しかしここからがmikoさんの真髄と言いますか、どこの電波を受信したのか枕詞に「万物創成」と来たじゃないですか。さらにびっくりマークを付けよと。すなわちこういうことです。

「万物創成!重音鋼鉄堂!」

メタルCDの紹介サイトなのが誰の目にも判りやすく、なおかつ他の誰とも被りようのない名前。割といいんじゃないかと思った次第です。適度な胡散臭さもグッド。神々はヘヴィメタルをお造りになり、それを良しとされた。そしてそれを地獄に勝る大音量でプレイせよとおっしゃった。だから俺たちはそうするのさ。

mikoさんはManowarの "The Gods Made heavy Metal" を知っていたのか。多分知らないでしょう。にもかかわらず「万物創成」というメタルの真髄を射抜く言葉を引き上げた。mikoさんはそういう人なのです。

というわけでブログ名変更のお知らせでした。mikoさんquimさんこの度は私の無茶ぶりに答えて下さりありがとうございました。

Twilight Force / Dawn of the Dragonstar (2019)

2021.11.11 (Thu)


Twilight Force / Dawn of the Dragonstar (2019.08.16)

1. Dawn of the Dragonstar [3:37]
2. Thundersword [4:59]
3. Long Live the King [4:22]
4. With the Light of a Thousand Suns [6:53]
5. Winds of Wisdom [5:35]
6. Queen of Eternity [5:02]
7. Valley of the Vale [3:44]
8. Hydra [5:35]
9. Night of Winterlight [5:07]
10. Blade of Immortal Steel [12:30]

-bonus tracks-
11. The Power of the Ancient Force (Hanna Turi version) [4:58]
12. With the Light of a Thousand Suns (orchestral version) [6:52]
13. Enchanted Dragon of Wisdom (2007 demo version) [4:44]
14. Forest of Destiny (2007 demo version) [4:30]

total 78:24

アリオン (vo)
リンド (g)
エレンディール (g)
ブラックヴァルト (key)
ボルン (b)
ディアッシュ (dr)



スウェーデン出身のシンフォニック/パワーメタルバンド、Twilight Forceが2019年にリリースした3rdアルバムです。ヴォーカルが交代しています。

新ヴォーカルのアリオン氏はイタリア人で、本名をアレッサンドロ・コンティ。パワーメタルバンドのTrick or TreatやLuca Turilli's Rhapsodyでキャリアを築いてきたベテランで、実力的にも申し分ない。前任ヴォーカルのクリレオン氏がバンドを離れたのは残念ですが、これはこれで良しといった感じです。

そしてテーマパークを思わせるファンタジックな冒険メタルはもちろん健在。壮大かつシンフォニックでありながら曲の長さはおおむね5分前後と比較的コンパクト。しかし本編ラストに12分の大曲を持ってくるなど、やるところはしっかりやってくれます。
明るくポジティブなメロディを伸びやかなハイトーンで歌い上げ、ドラマティックに練り上げられた、それでいて無駄なパートのない楽曲群。曲の展開も鮮烈で、長い曲でもダレずに楽しめます。大御所バンドが陥りがちな「壮大だけどフックに欠け、いまいち印象に残らない」という心配はこのバンドには無用。このセンスは本当、メタル界でも希少なのではと思います。

#1 "Dawn of the Dragonstar" は壮大なオーケストレーションで期待感を煽るイントロに続き、軽快なアップテンポのヴォーカルパートへ。そこからツーバス裏打ちの疾走に切り替わり勢いそのままにサビに突入。分厚いコーラスによる壮麗なサビも期待通りでグッド。

#2 "Thundersword" はハリウッドの大作映画みたいな感じでブラス楽器が派手に鳴り響き、ヴォーカルパートに入ってからは王道の疾走チューンに変化する曲。2コーラス目に入るとロカビリー風の演出がちょろっと入りますが何故かよく似合っています。この2コーラス目が明けて、イントロのフレーズを再現した咽び泣くようなギターも良い。

#3 "Long Live the King" は民謡調のメロディで陽気に駆け抜けるアップテンポチューン。壮大なコーラスと素朴なメロディがミックスされ独特の、しかし楽しげな雰囲気が生まれています。

#4 "With the Light of a Thousand Suns " はTwilight Forceらしからぬダークでシリアスで重々しいオーケストラ&オペラティックな歌声で幕開け。曲本編もやはりダークさが前面に出ていますが、これはこれでかっこいい。サビ部分も荘厳でありながら判りやすさもあり、歴史ものの大作映画のような雰囲気もあります。

重厚な4曲目の後は、花吹雪のようなストリングスで幕を開ける#5 "Winds of Wisdom"。サビ部分の印象深さはこの曲が本作イチなのではと個人的には思います。ドラマティックな展開のソロパートも良い。“テーマパークメタル”の真髄が詰まった曲と言えるでしょう。

#6 "Queen of Eternity" はイントロのリフがXの "X" っぽい疾走チューン。勇壮さと哀愁と攻撃性が融合した王道のメロスピです。特にサビが。

#7 "Valley of the Vale" は軽やかな歌メロととにかく刻みまくりのバッキングの対比がグッドでハッピーな疾走チューン。明るくきらびやかでポジティブなパワーがあります。

#8 "Hydra" はテンポこそ軽快ながらダークさと重厚が前面に出ている曲。そしてダークな中にもライヴで大合唱できそうなキャッチーさがあるのがさすが。

#9 "Night of Winterlight" はイントロからして重厚でドラマティック。このアップテンポの曲調とシリアスな雰囲気は、聴いていると冬の荒野を馬で駆ける冒険者たちが目に浮かびます。

本編ラストの#10 "Blade of Immortal Steel" は12分越えの大曲。ジブリ映画みたいなピアノで静かに幕を開け、バンドの音が入って一気に壮大に。どことなく中華風のメロディがいいスパイスになっています。さすがのドラマ性で展開に次ぐ展開。聴き手を飽きさせません。インストパートも例外ではなく、中盤のソロパートも圧巻です。

シンフォニックでドラマティックなメタルが好きなら必聴の傑作です。1stから順を追って聴いてみると、たった3枚でよくぞここまで成長したなという思いもあります。







Twilight Force / Heroes of Mighty Magic (2016)

2021.11.05 (Fri)


Twilight Force / Heroes of Mighty Magic (2016.08.26)

1. Battle of Arcane Might [5:07]
2. Powerwind [5:17]
3. Guardian of the Seas [5:39]
4. Flight of the Sapphire Dragon [5:40]
5. There and Back Again [10:14]
6. Riders of the Dawn [3:46]
7. Keepers of Fate [5:38]
8. Rise of a Hero [5:13]
9. To the Stars [5:32]
10. Heroes of Mighty Magic [9:58]
11. Epilogue [6:39]
12. Knights of Twilight's Might [1:45]

total 70:24

クリレオン (vo)
リンド (g)
エレンディール (g)
ブラックヴァルト (key)
ボルン (b)
ディアッシュ (dr)



スウェーデンのシンフォニック/パワーメタル・バンド、Twilight Forceが2016年にリリースした2ndアルバムです。日本盤は翌2017年にリリースされています。

前作は比較的シンプルでツボを押さえた内容だったんですが、今作は一気にシンフォ度、ドラマ性ともに特盛状態。テーマパークのようなバラエティ性とManowar的なエピック性が合わさっています。10分前後の曲も2曲収録。さらに終盤の6分越えのナレーショントラックが本作の印象を過剰なまでに重厚に彩っています。

いわゆる「キャラなりきり系バンド」の1つなんですが、RPGゲームを思わせるメンバーのステータス表示やキャラクター設定、そしてステージ衣装など音楽面以外でも本格的に凝ってます。

いきなり壮大にして華やかなオーケストラで幕を開ける#1 "Battle of Arcane Might"。ファンタジックでテーマパーク感あふれる疾走曲で、ヴォーカルの力量も前作から大いに成長。線の細いハイトーンなのは変わりませんが無理な絞り出しが改善されており、高音部でも余裕があるように感じます。この曲で一番の聴きどころはソロパートのドラマ性。特に3分16秒での唐突な転調が好き。ファンタジックな世界観もここまで徹底されると最早すごいとしか言えません。

#2 "Powerwind" も壮大でファンタジックなイントロを経て、ヴォーカルパートに入るといったんミドルテンポになりますがサビ部分で疾走。このヴォーカルも、オーケストラのバッキングに埋もれることなく突き抜けるように響きます。世にシンフォニックメタルバンドは数あれど、ハッピー感と華やかさに関してここまでやるバンドはそう居ないでしょう。

#3 "Guardian of the Seas" は軽快なミドルテンポながら重厚なクワイアやオーケストラが圧巻。他の曲に比べると若干ダークでシリアスな雰囲気があります。エンディングでフッと静かになり、まだ3曲目なのに早くも終焉を迎えるかのごとしです。

#4 "Flight of the Sapphire Dragon" もきらびやかなシンフォニックアレンジ&民謡調のフレーズで、これこそTwilight Force流テーマパークメタルと言った曲。異形の化け物を血塗れになって倒すようなダークなファンタジーではなく、もっとポップでフェアリーな雰囲気。そしてその雰囲気づくりが徹底しているためか、基本ダーク寄りのが好きな私でも曲の雰囲気に引き込まれていきます。

#5 "There and Back Again" はファビオ・リオーネがゲスト参加している10分越えの大曲。この期待感を煽るイントロが早速いいですね。開放感のある壮大なサビも素晴らしい。中盤の静かなオーケストラパートは映画のサウンドトラックにそのまま使えそうな本格具合。様々な展開が楽しめるドラマティックな曲で、あっという間に10分が過ぎていきます。

#6 "Riders of the Dawn" は勇壮なファンファーレで華麗に幕開け。AメロBメロは軽やかに疾走し、サビに入ると分厚い多重コーラスで重厚な雰囲気となります。このバンドとしては珍しく3分台のコンパクトな曲ですがドラマ性は圧倒的です。

#7 "Keepers of Fate" はイントロの重々しいブラス音に少々意表を突かれますが、ヴォーカルパートに入るといつも通りの展開。伸びやかで飛翔感のあるサビ部分のフレーズがいいですね。コーラスも壮大だし。この壮大なコーラスとクレリオン氏のヴォーカルが複雑に交錯する様はちょっとぞくぞくします。

#8 "Rise of a Hero" はまさにファンタジックなテーマパークメタル。ヴォーカルパート入りの女性か子供かわからない歌声に意表を突かれましたが、このファンタジックな曲調にはよく似合っています。荘厳なコーラスを伴いながらも厳つさはなく、華やかで夢の溢れる曲となっています。メルヘンチックなおとぎの国と言った趣ですがそれでもここまで徹底されるともはや圧倒的です。

#9 "To the Stars" はストレートな疾走曲。しかもDragonforceを思わせる激烈爽快疾走曲です。オーケストラやコーラスが曲を鮮やかに彩り、一筋の光のように突き抜けていきます。

#10 "Heroes of Mighty Magic" も10分近くに及ぶ大曲。ファンタジックでゴージャスなテーマパークメタルが聴き手を夢と冒険の世界に誘います。そして前作に続きここでもSabatonのヨアキム・ブロデンが参加。3分39秒あたりからストロングな歌声を披露しています。これがクレリオン氏のクリーンなハイトーンと良い対照性があるのですよ。この曲も10分という長さを感じさせない充実した内容で、壮大にしてクド過ぎない絶妙なドラマ性。様々な展開が鮮やかに広がります。

#11 "Epilogue" は6分半に及ぶ長い長い語りトラック。この情感こもった語りはManowarやRhapsody辺りを思わせます。日本盤は対訳も付いてるので興味のある人は照らし合わせて聞いてみるのもいいでしょう。

#12 "Knights of Twilight's Might" はどっかの国家かな?って感じの勇壮なコーラスによる短い曲。

メンバー写真などみるとまあみなさんきっちりコスプレされていてネタ枠かな?と思ったりもするんですが実際聴いてみるとこれがなかなかガチでして、ファンタジックでフェアリーなコンセプトも徹底的に突き詰めればここまで凄いことになるのかと感じ入った次第です。
古くはManowar、90年代後半からはRhapsodyなどファンタジックな英雄譚をテーマにしたバンドは数あれど、ここにきてまた新たにメタル史を塗り替えそうなバンドが出てきました。1stもあれはあれで良かったんですが本作の完成度や世界観は前作をさらに凌いでます。今後の成長も楽しみなバンドです。









Twilight Force / Tales of Ancient Prophecies (2014)

2021.10.29 (Fri)


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1. Enchanted Dragon of Wisdom [4:43]
2. The Power of the Ancient Force [5:04]
3. Twilight Horizon [5:00]
4. The Summoning [0:44]
5. Whispering Winds [0:52]
6. Fall of the Eternal Winter [4:55]
7. Forest of Destiny [4:06]
8. In the Mighty Hall of the Fire King [0:56]
9. Made of Steel [4:46]
10. Sword of Magic Steel [1:05]
11. Gates of Glory [3:56]

total 36:00

クリスチャン・ヘッドグレン (vo)
フェリペ (g)
ダニエル (key)
ボルン (b)
ロベルト(dr)



スウェーデン産シンフォニック・パワーメタル、Twilight Forceが2014年にリリースした記念すべき1stアルバムです。

もうこのいかにもチープな、見るほどに突っ込みどころ満載のクソダサジャケットからして期待が高まる、そしてその期待通りの壮大にしてキャッチーなB級クサメタル。好きな人にはたまらない一品です。このバンドは2021年時点で3枚のアルバムを出していますが、この1stが一番勢いがあるというのが個人的な印象。ヴォーカルは高音部こそやや苦しそうながらとんでもないハイトーンですし、曲もコンパクトながら強力なメロディを惜しげもなく披露。1stから順を追って聴いてくのがいいでしょう。

#1 "Enchanted Dragon of Wisdom" は開始数秒目の勇壮なブラス音からもう名曲の予感です。厚いコーラスによる判りやすいサビ。軽快な疾走感。キーボードとギターのソロバトル。演奏面では実にしっかりしており、このC級ジャケットのインパクトにに失笑した聴き手を一気に曲の世界に引き込むパワーを備えています。
ここで今一度ジャケットを見ていただきたいんですが、この左側の人物は刀鍛冶でしょうかね。よく見るとハンマーと金床が確認できます。そしてこともあろうにドラゴンの吐く炎で剣を鍛えているということでしょうか。人間如きの営みに何て協力的なのかとおもいますし、そもそもドラゴンの足場が全く安定してない。これ風でも吹いてドラゴンの首や体がわずかにでもずれたら刀鍛冶の人丸焦げになっちゃいますけど大丈夫なんでしょうか。それでは次の曲です。

#2 "The Power of the Ancient Force" は涼しげなピアノが軽やかに舞うイントロを経てヴォーカルパートへ。サビ部分が「トゥワイッライッフォース」と分厚いコーラスによる自己紹介ソングでもあります。このサビの大仰さがまた良いのですよ。

#3 "Twilight Horizon" はきらびやかなシンセによるイントロで掴みはばっちり。曲本編は意外とアグレッシヴな面も見せ、サビ部分の高速3連符刻みが熱い。そして明らかに無理して絞り出しているようなハイトーンが何とも…。そしてソロパートの、バッキングのリフをフレーズごとに変えるところなどは芸が細かいなと思いました。

#5 "Whispering Winds" はいかにもファンタジックなインスト。特に次の曲への繋ぎというわけでもなくこれ単体で完結してます。

#6 "Fall of the Eternal Winter" はイントロのキレのいいシンセが最高すぎる本作の個人的キラーチューン。パワーと勇壮さを併せ持つサビも素晴らしい。1コーラス目が終わるとイントロのシンセが再登場。このフレーズ好きすぎる。

#7 "Forest of Destiny" はストレートな疾走メロスピで、Aメロでいったん落ち着きBメロで加速、その勢いのままサビに繋げる王道パターン。このメロディのクサさがたまりませんし、なんか唐突に登場するホルンが意味不明ながらアクセントにはなってるかな。

#9 "Made of Steel" は壮大にしてファンタジックなバラード。ヴォーカルも情感豊かな表現力で好印象。無理してハイトーンを絞り出すだけが芸じゃなかった。サビ部分の聖歌隊みたいなコーラスもグッド。

#10 "Sword of Magic Steel" はチェンバロをバックに朗らかなおっさんヴォーカル。民謡調の小曲です。

ラストの#11 "Gates of Glory" は特濃シンフォニックなイントロでガツンとやった後、いったんマイルドになってヴォーカルパートへ。しばらくは軽快なミドルテンポで進行するんですがサビで一気に加速&壮大な展開に。このサビではSabatonのヨアキム・ブロデンが参加しており、ドスの効いたストロングな歌声を披露しています。これがまた曲の雰囲気に似合いすぎているのですよ。

ここにきてまた瑞々しいクサメタルバンドの登場です。まだまだB級って感じで発展途上感はありますが、曲はキャッチーでメロディも強力ですし十分に完成された世界観だと思います。変に作り込みすぎたり壮大になり過ぎたりするよりこのぐらいがちょうどいいという人も少なくないのでは。メタル界も高齢化が深刻な問題になっていますが、だからこそこうして若いバンドが出てきてシーンがいい感じに循環していくのは大事なことだと思います。







Liquid Tension Experiment / 3 (2021)

2021.10.25 (Mon)


Liquid Tension Experiment / 3 (2021.04.14)

disc 1
1. Hypersonic [8:22]
2. Beating the Odds [6:09]
3. Liquid Evolution [3:22]
4. The Passage of Time [7:33]
5. Chris & Kevin's Amazing Odyssey [5:04]
6. Rhapsody in Blue (George Gershwin cover) [13:06]
7. Shades of Hope [4:42]
8. Key to the Imagination [13:14]

total 61:39

disc 2: A Night of Inprov
1. Blink of an Eye [10:28]
2. Solid Resolution Theory [10:02]
3. View from the Mountaintop [5:24]
4. Your Beard Is Good [14:31]
5. Ya Mon [15:24]

total 55:45

ジョン・ペトルーシ (g)
ジョーダン・ルーデス (key)
トニー・レヴィン (b)
マイク・ポートノイ (dr)



Dream Theaterのメンバーを中心に結成された、アメリカはニューヨーク出身の超絶技巧ユニットLiquid Tension Experimentが前作から前作から22年ぶりとなる2021年に出した3rdアルバムです。

前作では30代前半の若さだったジョン・ペトルーシとマイク・ポートノイは現時点で54歳。ジョーダン・ルーデスは64歳。そしてトニー・レヴィンに至っては74歳。ジョンとマイクの50代組はともかくあとの2人はもはやおじいちゃんといっても差し支えない年齢ですが、何でしょう、このキレッキレの演奏力。22年の時を経てさらに磨きがかかっています。期待を裏切らない、いやそれ以上です。

#1 "Hypersonic" は開始0秒から息が詰まるような超絶技巧の嵐が炸裂。この最初の30秒がとにかく凄まじい。続くパートも当然スリリングな緊張感が漲っています。メンバー個人個人の演奏力もさることながら、これをぴったり合わせるアンサンブルの妙。そして一転して3分15秒目からのメロウなギターソロ。ジョーダン氏によるバッキングのピアノも良いですね。

#2 "Beating the Odds" は80年代ハードロック風のリフに続いてジョーダン氏のパートに移行するんですが、こちらもまた80年代フュージョン風でいい感じに爽やかです。前半部は軽快なアップテンポですが中盤からペトルー氏の哀愁溢れるソロなど様々な展開を見せるドラマティックな曲です。

#3 "Liquid Evolution" は3分ちょっとの小曲。ムーディで落ち着いた雰囲気ですが、「さらっと音合わせしてみたらこんな曲ができた」みたいな感じもします。

#4 "The Passage of Time" はヘヴィなリフを軸に展開していくヘヴィでパワフルなミドルチューン。2分ちょうどから始まるジョーダン氏のパートで一気に優美になるのがいいですね。このソロを聴いてると、ジョーダン氏と筋少の三柴さんがコラボしたら何か凄いものができるのではとふと思ったりもしました。対して5分ちょうどから始まるジョーダン氏のソロパートは先程の優美ぶりが嘘のような弾きまくり。バッキングのリフも一段ずつキーが上がっていくところが緊張感を醸し出しています。そして終盤のエモーショナルな展開も素晴らしい。

#5 "Chris & Kevin's Amazing Odyssey" はベースとドラムによる即興的な曲。ここでのレヴィン氏はアップライトベース(コントラバス)を使っており、弓でギコギコやってるような音が特徴。渋さ知らズオーケストラみを感じました。

#6 "Rhapsody in Blue" はジャズのスタンダードナンバーで、元々は1924年の曲。メタリックなリフやテクニカルなソロも織り交ぜ、一部ELPみたいな要素もありますがわりと頻繁にあの有名なフレーズが登場し「ああ、あの曲だな」と判りやすいアレンジなのでは。中盤のアンビエント風即興パートもいいですし後に続く縦横無尽のソロパートも熱い。

#7 "Shades of Hope" は波一つない水面のように穏やかなバラード。ピアノとギターのみの曲で、ペトルー氏のエモーショナルなプレイが光ります。

ラストの#8 "Key to the Imagination" は13分の大曲。序盤は7曲目の続きみたいな感じのゆったりした雰囲気ですが、1分25秒あたりからキレのいいベース音をきっかけに一気にヘヴィな展開へ。各々のソロパートや唐突なオリエンタルフレーズ、ラストの大団円など大曲に相応しいドラマ性です。

前作から22年。そのブランクを感じさせないどころかますますパワーアップした恐るべき作品です。テクニックと想像力とドラマ性が非常な高次元で結合した傑作です。







Liquid Tension Experiment / 2 (1999)

2021.10.20 (Wed)


Liquid Tension Experiment / 2 (1999.06.21)

1. Acid Rain [6:36]
2. Biaxident [7:41]
3. 914 [4:01]
4. Another Dimension [9:51]
5. When the Water Breaks [16:58]
6. Chewbacca [13:36]
7. Liquid Dreams [10:50]
8. Hourglass [4:26]

total 73:55

ジョン・ペトルーシ (g)
ジョーダン・ルーデス (key)
トニー・レヴィン (b)
マイク・ポートノイ (dr)



アメリカはニューヨーク、Dream Theaterのメンバーを中心に結成された超絶技巧インストユニット、Liquid Tension Experimentが1999年にリリースした2ndアルバムです。

メンバー4人中、Dream Theaterの関係者が2人。ジョーダン・ルーデスはこの時点ではまだ未加入でしたが、この年のうちにDream Theaterに加入しアルバム「Metropolis Pt. 2」(1999年) に参加したのは皆さまも良く知るとおり。そしてベースのトニー・レヴィンはKing Crimsonのメンバーで、当時はBozzio Levin Stevensというこちらも名前からしてもう超絶技巧が約束されているユニットでも活動していました。

この時点でジョン・ペトルーシとマイク・ポートノイが32歳。ジョーダン・ルーデス42歳。トニー・レヴィン53歳。30代、40代、50代と見事に世代が分かれてます。ジョーダン氏に髪が生えていた頃…今となっては隔世の感がありますね。

内容としましては速弾きプレイなんかは当然として、もう意味不明なまでにバシッと決まっているアンサンブルなどメンバーの超絶技巧ぶりが遺憾なく発揮されたものとなっています。ソロ、アドリブ、即興パートも多いんですがそれでもなお滲み出るドラマ性。単なるテクニックのひけらかしにとどまらない音楽作品です。ジャズ/フュージョン好きにもいけるのではないでしょうか。ちなみにわたくし当時20歳ぐらいだったんですが、本家Dream Theaterより先にこちらを聴きました。

#1 "Acid Rain" は出だしのリフ、左右に振られたギターのフレーズ、後に続くピアノなどすべてが変態的でテクニカルでかっこいい。本作に出会って20年以上たちますがずっと好きな曲です。最初から最後まで一瞬の隙もない。メタルインスト界の大名曲です。

1曲目の緊張感とは打って変わって和やかに始まる#2 "Biaxident"。時折ヘヴィなリフでアクセントを付けながら爽やかでフュージョン要素もあるミドルチューンです。ラストでテンポが上がって盛り上がるところも良い。

#3 "914" は出だしのベース音のインパクトが強い。ジョーダン氏のキラキラしたキーボードの音もどこか幻想的。全編にわたってキーボードがリードしており、非常な密度の4分間です。

3曲目の終わりから連続的に始まる#4 "Another Dimension" はテーマ(?) になってるシンセのフレーズを中心に様々な展開を見せる曲。SF的でもあり民謡調でもある。4分15秒目からリズムパターンが変化するところとか良いですね。5分30秒あたりからノリがラテン風に変化し、何拍子かわからない変態リズムを実に自然に聴かせます。後に続くアコーディオンも絶品。

#5 "When the Water Breaks" は17分近くに及ぶ大曲。高い構成力&ドラマ性。合間合間に挟まれるソロパート。高い緊張感が保たれているんですが特に9分31秒目からのピアノ、その後のメロディアスで情感こもったギターは何度聞いても良いものです。そしてごく自然に入ってくる70年代ロック風の長いソロパートもグッド。
しかし改めて久しぶりに聴いてみると、こんなパートあったっけ?と新たな発見もありました。

#6 "Chewbacca" はグルーヴ感のあるスローチューンで、粘りのあるリフを一通りやった後はひたすら即興というかジャムセッションパートへ。14分近くある割には地味かなー。

#7 "Liquid Dreams" はゆったりした雰囲気ながらジョーダン氏の超絶技巧が炸裂しまくってます。ジャジーでオシャレなパートからゴリゴリの速弾きまで凄まじいリードっぷりながら曲そのものの雰囲気はあくまで抑えが効いています。

ラストの#8 "Hourglass" はアコースティックギターとピアノによるバラード。暖かくもしんみりした雰囲気で泣きの要素もあり、アルバムの最後に相応しい1曲です。

圧倒的超絶技巧ながらメロウな要素も多く、そのメロディに宿る優しさと温かさ。そしてまた緊張感みなぎる超絶技巧が炸裂という緊張と緩和のバランス。個人的には本家Dream Theaterより思い入れのある作品です。





Warkings / Revolusion (2021)

2021.10.16 (Sat)


Warkings / Revolusion (2021.08.20)

1. We Are the Fire [3:35]
2. Sparta, Pt. II [3:54]
3. Fight [4:00]
4. Spartacus [3:37]
5. Kill for the King [3:18]
6. Deus lo Vult [4:40]
7. Ave Roma [4:09]
8. Ragnar [5:01]
9. By the Blade [3:52]
10. Where Dreams Die [4:46]

total 40:47

ザ・トリビューン (vo)
ザ・クルセイダー (g)
ザ・ヴァイキング (b)
ザ・スパルタン (dr)



謎の覆面メタルバンド、Warkingsが2021年にリリースした3rdアルバムです。

メンバーそれぞれ古代ローマ、十字軍、ヴァイキング、スパルタ兵の甲冑に身を包み、その正体は謎と幻想に包まれています。時代も地域もバラバラですが、まあ判りやすいのはいいことです。メンバーの正体は少し調べたらすぐ出てくるんですが、ここでそれを明かすのも野暮ってもんでしょう。ドイツとオーストリアの混成部隊とだけ言っときます。

音楽性としては勇壮にして正統派のパワーメタル。80年代から続く伝統的スタイルで真新しさはありませんが、イントロから早速心をつかまれる強力な曲ばかり。ヴォーカルも伸びやかで豊かな表現力。聴き手を鼓舞する高品質なメタル作品です。さりげない民族調も良い特徴になっています。

#1 "We Are the Fire" はゴリゴリのリフで駆け抜けるアップテンポ曲で掴みはばっちり。HR/HMの様式に忠実な王道ぶりで、全てが完璧にまとまっています。

中東風のフレーズで幕を開ける#2 "Sparta, Pt. II" はノリの良いミドルチューン。ヴォーカルとメタリックなリフのバックで絶えずなっている謎の弦楽器(調べてみたらブズーキ〔Bouzouki〕という楽器らしい)が良い雰囲気を出しています。いかにも戦場を思わせる野郎コーラスも良いですね。

#3 "Fight" は私がこのバンドを知るきっかけになった曲で、一時はこの曲のPVを日に何度も見ていたものです。勇壮なミドルチューンで、歌メロが微妙にヨーロッパ民謡調なのも大変にドストライクでした。勇壮であり哀愁も色濃く表れています。ギターソロが明けたときのトンビ(?)の鳴き声が好き。あと曲の内容とは関係ないんですが、PVの姫と戦士の通信手段(水に手を浸すやつ)は便利そう。

#4 "Spartacus" は野郎コーラスとゲストヴォーカルのスクリームが炸裂し、血と鉄の入り混じる攻撃的ミドルチューン。サビでは一変してメロウになるのもいいですね。

#5 "Kill for the King" はザクザクのリフが切り込むアップテンポ曲。この攻撃的なリフと、サビ部分の哀愁かつ爽やかなフレーズの対比が印象深い。

#6 "Deus lo Vult" は重厚で威厳のあるスローチューン。無骨さが前面に出ていますがサビ部分ではそこに優美さが加わって、何と言いますか高貴な身分の人が自ら戦場の最前線で兵を率い剣を振るう様子が浮かびます。

#7 "Ave Roma" はスラッシーなリフとツーバス連打も勇ましいアップテンポ曲。サビ部分の重厚な野郎コーラスもかっこいい。

波の音と女性ヴォーカルの独唱で幕を開ける#8 "Ragnar"。無骨ながらかっこいいリフと分厚い野郎コーラスでガツンとインパクトを与えた後、熱のこもったヴォーカルパートへ。サビ部分でイントロ部分の女性ヴォーカルが再登場する演出に涙が出そうになります。

#9 "By the Blade" はイントロのトレモロリフが耳を惹くアップテンポ曲。歌メロの良さも当然ながらソロパートのドラマ性も光ります。

ラストの#10 "Where Dreams Die" は中東風の歌声&リズムをイントロにガツンとしたリフが入ってくる重厚な曲。このリフにもさりげなく中東要素を織り交ぜているところがオシャレ。

これだけ濃密なドラマが詰まっていながらトータルで40分というコンパクトさ。無駄なパートは排して徹底的に練り上げ磨き上げた感じがあります。ヴォーカルも上手いし曲も良い。メロディアスなメタルが好きなら充実した時間を過ごせるはずです。







Go Ahead and Die / Go Ahead and Die (2021)

2021.10.10 (Sun)


Go Ahead and Die / Go Ahead and Die (2021.06.11)

1. Truckload Full of Bodies [3:43]
2. Toxic Freedom [3:26]
3. I.C.E. Cage [2:30]
4. Isolated / Desolated [3:03]
5. Prophet's Prey [4:18]
6. Punisher [5:40]
7. El Cuco [3:53]
8. G.A.A.D. [4:10]
9. Worth Less than Piss [2:11]
10. (In the) Slaughterline [4:18]
11. Roadkill [6:41]

total 43:47

マックス・カヴァレラ (vo, g)
イゴール・アマデウス・カヴァレラ (vo, b, g,)
ザック・コールマン (dr)



ブラジル出身のメタルバンド、Go Ahead and Dieが2021年に出した1stアルバムです。

マックス・カヴァレラと彼の息子イゴール・アマデウス・カヴァレラが中心となって結成。公開されてるPVを見るにヴォーカルはカヴァレラ親子がほぼ半々で担当しているようですが、さすが親子というべきか歌声が瓜二つで普通に聴く限りでは区別がつきません(何度目かで聴き分けられるようになった)。

音楽性としてはSepulturaともSoulflyとも、そしてCavalera Conspiracyとも違った…とは言ってもどう違うのか言葉では説明しづらいんですが、言うなればハードコアとデスメタルの混合体。しかも80年代末期あたりの世に出たばかりのデスメタルで、地下臭にまみれ殺伐とした治安の悪い音楽性です。ブラストビートも当たり前のように登場しており疾走パートからグズグズのスローパートまで表現の幅も広い。ちなみにキャッチーさはほぼないです。まあ初期Sepultura要素はちょろっとあるかな。

#1 "Truckload Full of Bodies" は早速不穏なリフ。初期デスメタルみたいな半音階のトレモロリフも登場し、今なお熱く煮えたぎる80年代地下メタルの雰囲気です。ヴォーカルのエコーのかかり具合も絶妙。

#2 "Toxic Freedom" はふてぶてしさのあるミドルチューンで、ハードコアパンクとデスメタルと遅いスラッシュが次々と顔を出すバラエティ豊かな、しかし色彩的は鉛一色と言った曲。途中で疾走パートに切り替わるんですがここは完全にスラッシュメタルですね。

#3 "I.C.E. Cage" はブラックメタルじみた掻き鳴らしリフで幕開け。しかし寒々しさより治安の悪さが先立つ点は南米産というべきか。そして初期デスメタル的なドロドロの半音リフで疾走したり初期Sepultura的要素も顔を出すなど奥深い曲です。

#4 "Isolated / Desolated" もオールドスクールなミドルチューン。そしてやはり不穏で殺伐としており治安が悪い。中盤の疾走パートも爽快というよりはドロドロに煮詰まった鬱憤のようなものを感じます。

#5 "Prophet's Prey" はちょっとだけSepulturaの "Inner Self" を思わせるリフ。疾走パートからスローパートまで幅広くテンポチェンジしており、キレのいいリフからズルズルの引き摺りリフまで引き出しも多彩。終盤のスローパートで流れる荒涼としたリードギターも良いですね。

#6 "Punisher" は完全なるオールドスクールデスメタル。スラッシュメタル分を色濃く残した80年代スタイルです。キレの良さと不穏さ・邪悪さが混然一体となった勢いと突進力。しかもラストの余韻が切ない。

#7 "El Cuco" はグルーヴ感のあるスローチューンで、90年代のSepulturaからトライバル分を抜いて地下に潜伏させた感じ。厳めしい刻みリフを打ち付け、アクセント的に疾走パートも取り入れ、ラストはヘヴィかつスローに締め。

#8 "G.A.A.D." はバンド名でもあり本作のタイトルでもある「Go Ahead and Die」の略。「遅いスラッシュ」的な刻み感とドロドロ感が混ざり合った前半部から、ブラストビートも交えて一気に加速する中盤。他の曲同様殺伐とした地下音楽ながら多くの要素が溶け込んでいます。

軽快な2ビートで幕を開ける#9 "Worth Less than Piss"。直情的なハードコア疾走チューンで一気に駆け抜け、中盤~後半はテンポダウンこそするもののテンションの高さは変わらず。本作としてはハードコア分が最も高い曲なのでは。

#10 "(In the) Slaughterline" もハードコア・スラッシュといった勢いと突進力のある曲。速いパートも遅いパートも治安の悪い刻みリフが印象に残ります。

ラストの#11 "Roadkill" は7分近くに及ぶ貫禄のあるスローチューン。ジメジメした引き摺りリフにカヴァレラ親子の咆哮が炸裂。そして中盤からいきなりブラストで加速。落差が激しすぎです。あのジメジメしたリフがフレーズはそのままに勢い豊かにリフォームされてる点などは芸が細かいなと思いました。

80年代要素をふんだんに取り込みながら、だからこそ80年代にこんな音楽が存在するわけねーだろという矛盾。2021年の今だからこそ、当時の音楽シーンを幅広く俯瞰・研究して生まれた濃すぎる音楽作品です。









Mayhem / Atavistic Black Disorder (2021)

2021.10.05 (Tue)


Mayhem / Atavistic Black Disorder (2021.07.09)

1. Voces ab Alta [5:40]
2. Black Glass Communion [4:25]
3. Everlasting Dying Flame [5:53]
4. In Defense of Our Future (Discharge cover) [2:15]
5. Hellnation (feat. Maniac) (Dead Kennedys cover) [2:25]
6. Only Death (Rudimentary Peni cover) [1:18]
7. Commando (feat. Messiah) (Ramones cover) [1:36]

total 23:27

アッティラ・チハー (vo)
テロック (g)
グール (g)
ネクロブッチャー (b)
ヘルハマー (dr)



ノルウェーのブラックメタル・バンド、Mayhemが2021年に出したEPです。「Daemon」のアウトテイクと80年代ハードコアパンクのカヴァー曲が入ってます。従来のMayhemからするとちょっと異色な内容ですが、懐かしい顔ぶれもゲスト参加しておりファンなら持っとく価値は十分あるのではと思います。

いかにも不穏で瘴気たっぷりのアルペジオで幕を開ける#1 "Voces ab Alta"。そしてヘルハマー氏の激速ドラムも入ってきて禍々しく盛り上がります。曲の方向性としてはやはり「Daemon」と同じく、ストレートな疾走曲。それに近年のMayhemらしいヒネリが若干と言った感じ。3分32秒目あたりのオペラティックなヴォーカルが相変わらず怖い。アッティラ氏のヴォーカルってスクリームよりもクリーンの方が不気味なのですよ。

#2 "Black Glass Communion" はイントロが1stアルバム収録の "Pagan Fears" を思わせる雰囲気。ここから5拍子になったり4拍子に戻ったりしながらアップテンポで進行していきます。キャッチーとはさすがに言い難いですが、ノリやすい雰囲気はあるのでは。中盤、虚ろなアルペジオと共にブラストで加速。ここのパートも最高に邪悪でいいですね。

#3 "Everlasting Dying Flame" は初っ端からブラスト全開で疾走。テンポを頻繁に変えながらも禍々しさは一貫しており、特に3分50秒からのスローパートはヤバいです。この引き摺るようなスローパートのまま、楽曲は終わりを迎えます。

そしてここから雰囲気は一気に変わります。#4 "In Defense of Our Future" は英国ハードコアパンク、Dischargeのカヴァー。ヴォーカルはアッティラ氏のはずなんですが先程までの3曲とは打って変わって粗暴なシャウトスタイル。ギターソロもノリノリでいいですね。

#5 "Hellnation" はアメリカのハードコアパンク、Dead Kennedysのカヴァー。ヴォーカルは何とマニアック氏です。軽快な疾走チューンで適度な緊迫感もあり曲として純粋にかっこいい。マニアック氏のヴォーカルはブラックメタルのそれではなくノーマルなシャウトスタイルなんですがこれはこれで良し。

#6 "Only Death" はイギリスのアナーコパンク、Rudimentary Peniのカヴァー。昔のパンクロックとしては典型的なシンプルなリフのミドルチューンなんですが、アッティラ氏のヴォーカルがどす黒い邪気と熱気を帯びていてそのギャップが面白い。

#7 "Commando" はニューヨークのパンクバンドRamonesのカヴァー。こちらは何と初代ヴォーカルのメサイア氏が参加しています。明るいノリのアップテンポで素直にのれるいい曲です。

前半と後半で雰囲気が全く違いますが興味深い内容です。ライヴでもそのうち本作に入ってたカヴァー曲を披露する日が来るんでしょうか。黒装束のブラックメタルバンドが80年代ハードコアパンクをプレイする…凄くシュールな絵面になりそうですが是非とも見てみたいですね。







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